テキストサイズ

[現代版] 天使と悪魔

第6章 さすらう記憶

・河合side

ガチャ!



横「入るよー」

河「渉」



そこへ今度は、渉がやって来て。



横「随分と賑やかだったな廊下まで聞こえてたよ」

五「あいつら、いつもこんな感じさ」

横「風磨たち?」

塚「そっ」

横「ふーん」



チラッ、チラッっとトッツーの事を気にしている様子。



横「変わりはない?」

河「なにが?」

横「いや特に意味はないんだけど太輔の事といい何だか最近みょうに周りが騒がしいから」



確かに、ハハッ!



河「まぁ、俺達はいたって普通さ」

横「そうみたいだな」



すると五関が…



五「そっちは?」

横「んっ?」

五「そっち」

横「変わりないよ、フッ」



んっ?なんだこの探り合いみたいな視線の絡みは。



横「なんかあったら言って相談にのるから」

塚「そっちもね ニコッ」

横「ふっ」



ガチャ、バタン!

渉は何かを確かめに来たのか?いや探りに来た。

このとき俺はそう直感する

だからトッツーの身に起きていることが悪化したとき

渉に相談しようと、五関に提案したんだ。

他に話せる奴なんていなかったから。

それが起きたのは少クラの収録後。

みんなで、帰る準備をしていたときだった。

さすがに五関と塚ちゃん、ハッシーも驚いたのは言うまでもない

そしてこの事がキッカケで

俺達は、自分の過去を知ろうと決心することになる。

自らの意志で―





ストーリーメニュー

TOPTOPへ