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[現代版] 天使と悪魔

第6章 さすらう記憶

・二階堂side

二「千賀!」



その姿を見つけ呼べば物凄い勢いで飛びついて来る。



千「ニカあぁーっ」



ダダダダッ!

ぎゅーっと抱きついて来た身体を強く抱きしめ。



二「んふふっ」

千「ニコッ」



見つめ合う俺たち2人。

昨日、携帯に連絡があったんだ千賀が記憶を取り戻したって。



横「あの2人」

宮「んっ?あぁーっ」

北「なになに?げっ、抱き合ってるじゃん!ガハハッ」



ミツなんでそこで笑うわけ



千「亮太がね」

二「んっ?」



亮太?

が、唐突に亮太の話を始める千賀。



千「今度、ゆっくり話そうって ニコッ」

二「へっ?」



それを聞き心の中に沸いてきた超不吉な予感。

俺の脳裏に、あの時の光景が甦り堪らなくなる。



千「ニカ、どうしたんだ」



危うく千賀がやられそうになったときの…

嫌だ、もうあんな思い絶対にしたくはない。

こいつは俺だけのもの。



ニ「なぁ」

千「なに?」

二「今日さ」

千「うん」

二「俺んちへ泊まりに来ない?」

千「えっ」



誰にも渡さない。



宮「あれ?さっきまで騒いでたのにもう寝てる相変わらずだなキタミツは」

ニ「ミツって気楽でいいよね、なーんも知らなくてさ」

玉「それでいいんだ」

宮「タマ」

玉「知らなくていいミツはずっとこれからも、クッ」



おまえ…



宮「あっ、そうそうところで横尾さんとガヤさん何処へ行ったのかな?」

ニ「太輔なら、Jr.たちの、長ゲームに捕まってたぜ」

千「わったーは、そういえば気がついた時にはいなかったな」

宮「ふーん何処へ行ったんだろう?」




その為には俺、お前のこと

見つめる瞳に問いかける、いいだろ?くれよ俺にお前の全てを。

そしてずーっと一緒にいよ

あの頃のように。





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