無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

・藤ヶ谷side

横「太輔どうしたの？渋い顔をして」

藤「どうもこうも、なんであいつらいるんだよ」

横「ふっ、まぁいいんじゃない」



わたは、そう言いながらも意味深な笑みを浮かべ。

が、もっと驚くべきことがこのあと俺を待っていたんだ。

それは安井謙太郎に会ったとき。

通りすがりに耳元で突然、小さな声で言われた言葉。



安井「おはようございますパパ ﾆｺｯ」

藤「ぱっ、パパあぁ」

横「太輔？」

安井「んふふっ」

藤「おい」



なんで俺がパパなんだよ、答えろ。

が、あいつはそのまま笑いながら行ってしまい。



千「ガーヤさん、どうしたの？ﾆｺｯ」

藤「やっ、安井が俺のことパパだって、パパ？俺が」

千「へっ？ガヤさんって、隠し子がいたわけ」

宮「うっ、嘘おぉキスマイの一大事だ!?」

横「おいおい ｸｽｯ」

千「ひえぇーいくつのときの子だよ」

横「俺、知らないぞ」



健永とみやが何か叫びながら去って行ったんだが。

俺の頭の中はパニクっててそれどころじゃなくてさ。

その状況にわたが、苦笑いしながら。

隣でボソボソ言っていた事も全く気づいていなかったんだ。

結果―



河「太輔おまえ本当に隠し子なんかいるの」

藤「はっ？」

河「だってよ、健永がそう言って騒ぎまくってたぞ」

北「うえっ!?おまえ俺に内緒でいつの間に作ったんだ」

藤「なわけないだろ」



とんでもない噂が飛び交ってしまう事となる。

なんで俺だけこんな目に。

こうして、賑やかに収録は進んで行き。



北「長、準備はできたか」

藤「やめろ北山お前まで」

北「ならパパ、ﾆﾔｯ」

藤「勘弁してくれってぇ」

北「ガハハハッ」

横「アホ…」



しかしやがて俺もその意味を知ることになる。

前世での仲間たちとの繋がりを。





・