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・河合side

それから―



戸「郁祥…郁‥祥…」



トッツーは夢遊病者のようにそこら辺を歩き回り。



横「魔の領域へと辿り着いた」

藤「じゃ、わたを刺したのはやっぱり」

戸「俺だよ」

北「トッツー」

戸「なんでそんな事をしてしまったのか自分でも分からない、けど」



精神が混乱し…



戸「郁祥、俺の郁祥を返せえぇー」



これは想像だが、トッツーの頭の中には常に妖魔の声が聞こえていた。

だから―

“殺せ、あやつを刺すのだ我が領域を踏み荒らした者は全て”



戸「…敵‥郁祥を連れ去ったのも」



“そやつだ”



戸「うっわあぁーっ」

河「トッツー落ち着け」



“そうだ、狂ってしまえばいい心に憎しみをたぎらせ我と完全なる同化をせよ”



河「もうよしてくれ」



“無駄だ、お前にはどうすることも出来ん！もうすぐこ奴は”



河「トッツー」



“さぁ喰うのだ、この男の脳も心臓も我と共に生きる為、喰らいつくせ”



河「俺は覚悟を決めたさ」

藤「まさか」

河「だってそうだろ、俺を食ったらトッツーは妖魔になっちまうんだぜ」

藤「お前」

河「できね絶対にそんな事させるわけにはいかない」



でも…





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