
[現代版] 天使と悪魔
第26章 慟哭の記憶⑦
・五関side
郁人の話を聞きながら俺は全ての記憶を手繰り寄せ。
頭の中で繋いでいた。
まず妖魔はトッツーの隙を狙い、その中へと入り記憶を消し。
次に―
少しずつ2人を脅かして、精神的に追い詰め。
頃合いを見計らって、郁祥を誘拐したって事になる。
が、多分その前に。
魔の領域で何かがあり幻獣が魔物と化した。
そう考えていいだろう。
郁祥を拐った魔鳥あれも、間違いなく元は幻獣だったに違いない。
化身の少女…か。
前世でのトッツーの母親、彼女が生きていたら。
いや、この世に生まれ変わっていてさえすれば。
話を聞くことが出来るんだが。
そんな都合のいいこと―
屋「あの日までの話しは、だいたい分かった」
内「ほな横尾、さっき言っていた幻獣の化身について俺らにも教えて貰おうやないか」
横「俺より郁人の方が詳しいと思う」
内「えっ、そうなん?」
横「もとは、こいつが聞いて来た話を俺と五関が桐山から、また聞きしただけだから」
藤「聞いて来たって」
河「んっ?あ、まぁ」
藤ヶ谷が北山へのプレゼントを買った店でさ。
偶然―
いや俺には必然に思える、そこに沙耶がいたのも。
もしかしたら…
なにか意味があることなんじゃないかと。
ニ「って事は、トッツーのお袋さんはその人って事」
んっ?ちょっと待て。
そうだ、なんで気づかなかったんだよ。
・
郁人の話を聞きながら俺は全ての記憶を手繰り寄せ。
頭の中で繋いでいた。
まず妖魔はトッツーの隙を狙い、その中へと入り記憶を消し。
次に―
少しずつ2人を脅かして、精神的に追い詰め。
頃合いを見計らって、郁祥を誘拐したって事になる。
が、多分その前に。
魔の領域で何かがあり幻獣が魔物と化した。
そう考えていいだろう。
郁祥を拐った魔鳥あれも、間違いなく元は幻獣だったに違いない。
化身の少女…か。
前世でのトッツーの母親、彼女が生きていたら。
いや、この世に生まれ変わっていてさえすれば。
話を聞くことが出来るんだが。
そんな都合のいいこと―
屋「あの日までの話しは、だいたい分かった」
内「ほな横尾、さっき言っていた幻獣の化身について俺らにも教えて貰おうやないか」
横「俺より郁人の方が詳しいと思う」
内「えっ、そうなん?」
横「もとは、こいつが聞いて来た話を俺と五関が桐山から、また聞きしただけだから」
藤「聞いて来たって」
河「んっ?あ、まぁ」
藤ヶ谷が北山へのプレゼントを買った店でさ。
偶然―
いや俺には必然に思える、そこに沙耶がいたのも。
もしかしたら…
なにか意味があることなんじゃないかと。
ニ「って事は、トッツーのお袋さんはその人って事」
んっ?ちょっと待て。
そうだ、なんで気づかなかったんだよ。
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