
泣かぬ鼠が身を焦がす
第32章 愛してその醜を忘るる
そんなことまでされたら俺の我慢なんてあってないようなもので、普段より短い時間ですぐに出そうになってしまった
「ん……出せ」
拓真さんはそれを咎めるでも馬鹿にするわけでもなくそう言って、俺のちんこの先端をキツく吸ってくる
「あぁぁぁ、あ、出る……っ、イクイク、イ……!!!」
そして俺はあっけなく拓真さんの口の中に射精した
暫く触っていなかったからか、俺の射精は妙に長くて出た感じすごい濃そう
だけど拓真さんはそれを嫌な顔1つせずに口で受け止めて、終いには自ら吸い出して飲み込んだ
う、わ……
絶対不味かったのに、飲んでくれちゃった
射精後の独特な倦怠感に包まれながらそれを見て、疲れた、と目を閉じる
「ふー……ふー……」
俺がまだ荒い息を整えていると拓真さんがティッシュを取る音がして、その後俺の下半身をティッシュで拭かれた
全然動かなくてごめん
寝てるわけじゃないのに……
罪悪感を感じながらも怠い身体を持て余していると、拓真さんは文句も言わず俺の下着からズボンから全部履かせてくれる
優しいな……
すると、そのまま横で眠ると思われた拓真さんが何故か立ち上がった
