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愛しいものを見るような目で見つめられ、きゅんと胸が締まる


「だから…………俺のこと、なんでも聞いていい。全部知ってて欲しいんだよ」


俺の言葉に杉田さんは少し身体を起こして俺に触れるだけのキスをした


「！」
「悪い」
「……なんで謝るの」


杉田さんは俺を身体の横に転がして落とすと、そのままぎゅう、と抱き締める


「ノラの告白、信じきれてなかった。ごめん」
「……俺のせいだから、別にいい」


めいいっぱい杉田さんの身体に顔を押し付けて息を吸い込む


「ノラのこと、聞いていいのか？」
「さっき言った」
「あんな風になるような何かがあるんじゃないのか？」


ずっと心配の言葉を紡ぐ杉田さんに、俺も少し心配になって


「重いなら、背負わなくてもいい……」


なんて言った

そしたら


「そんなわけあるか。遠慮したんだよ。心配になるなら俺に全部預けろ。身も心も、過去も未来も」


って言われて
俺はもうなんて表現したらいいかわからないくらいときめいた


「なら、なんでも聞いて」


最初に聞かれるのは何かな、なんてドキドキしてたら杉田さんに顔を上げさせられて目があって、余計にドキドキする