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・藤ヶ谷side

ギシッ、ギシッ！



北「太輔、そこ」

藤「ここがいいの」

北「あっ、んっ、ああっ、そう、あっ、あぁーっ」



だが今の俺にはどうしても気になることが１つあったんだ。

ギシッ、ギシッ！



北「うっあっ、いっ、ああくぅーっ」



それは―



北「ああ、んっ、あっもうダメだ、イッちまうぅー」

藤「くっ、ひろ」



またか…



北「…っ、ﾊｧﾊｧﾊｧ」

藤「ふぅー」



こいつは、何故だか分からないけどイクたびに全身が光り。

初めて結ばれたときはならなかったのに。

いや夢中で気づかなかったのか？

それとも―



北「どうかしたか？」

藤「んっ？なぁ、お前んちって長が生まれるのが続いてるんだよな」

北「あぁ」

藤「みやが言ってた必ずしも長から長が生まれるとは限らないって、なのに何でなんだ？」

北「‥‥‥」

藤「んっ？」



と、ひろは俺には言えないことでもあるのか黙り込んでしまい。



藤「まっ、いいや別に俺らには関係ないことだし」



なら、今は深く追求しない方がいい。

そう思ったんだが、こいつ



北「んなことはねぇよ」

藤「えっ？」

北「全く無関係って訳じゃないんじゃね」

藤「どういうこと？」



そんな意味深なことを言いあげく。



北「知りたい？ﾌｯ」



逆に聞いて来て、だから。



藤「それが今後、俺たちが共に生きてく為に必要ならば知りたい」



そう答えると…



北「俺たち一族は両性だから、どっちが子供を産んでもおかしくはない」



こいつは、ボツリポツリと

まるで核心へ徐々に近づいてくみたいな言い方をし、話し始める。






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