テキストサイズ

幻想世界☆

第12章 寄り添う心②

藤「分かった」

千「ガヤさん」

藤「決めるのはタマだろ?俺達は見守ることしかできない」

宮「でも、でも横尾さんはきっと大事にしてくれる」



そう信じられるからこそ、決心したんだとみやは言った。

胸の内は複雑だったろうに

自分も、健永を抱いてしまった身。

それを知りながら何も言わないでいるタマに。

話さなければならないのはどんなにか辛いことか。

それでも、あえてしようと決心したのは。

宮田なりの考えがあっての事だったんだ。



宮「俺、タマが大好きだからさ ニコッ」



笑みを浮かべ健永の前でも堂々と言う。



千「お前の玉森好きは今に始まった事じゃないし」



苦笑いしながらも、優しい瞳で見つめる健永。

お前ら、いい関係になったな。

俺も、北山とそういう関係になれたなら。

ふと、そう思う。



千「そうと決まれば帰ろう」

宮「うん、ニコッ」

千「ガヤさんは、ここに」

宮「泊まるの?」

藤「そのつもりさ、わたが眼を覚ましたとき傍にいてやりたいし」

千「じゃ」

宮「あとは任せたよ」

藤「おう、ニコッ」



ガチャ、バタン!

わた俺達はわたも大事なんだ失うわけにはいかない。

だいじょうぶ2人はきっと上手く行く。

信じていれば道は開けるさ




ストーリーメニュー

TOPTOPへ