
幻想世界☆
第12章 寄り添う心②
・藤ヶ谷side
俺を見つめる健永とみやの真剣な眼差し。
藤「誰から聞いた?」
千「執事からだよ」
宮「けどおかしいって気づいたのは」
あのとき、おまえ見ていたのか。
俺たち2人のことを。
千「ガヤさん、なんで放っとくの?このままだと」
藤「分かっている、けど」
宮「横尾さんだね」
藤「あぁ」
宮「つまり、それだけタマのことを」
本気なんだと、みやの眼がそう言っていた。
藤「あの執事、わたに変なもん飲ませやがってよ」
千「なにそれ?」
藤「理性を無くす藥」
宮「‥‥っ」
千「でも、それで抱いてしまうってことは」
宮「逆に想いが強かったってことになる」
藤「みや」
宮「大丈夫、俺は横尾さんを信じているから。ただ」
確認したかったんだ?
どれだけの想いで、タマを見つめているのかを。
藤「わたなら安心して任せられる、フッ」
宮「そうだね、ニコッ」
千「わったー眠ってるけど独りであっちへ」
藤「だとしても、この時間じゃ」
時刻は夜の10時すぎタマはまだ寝ていないだろう。
千「これからどうするつもり?こんなに弱っているんだ、もう猶予はない」
藤「‥‥‥」
千「ガヤさん」
宮「話すしかないさ」
藤「宮田!?」
宮「だったら、俺が話す」
千「本気で言っているの」
宮「そりゃ初めはできないって思った、けど」
決めるのは本人…か。
そうだな、おまえはお前で2人のことを。
ちゃんと、受け止めようとしているんだ。
なら俺たちも―
俺を見つめる健永とみやの真剣な眼差し。
藤「誰から聞いた?」
千「執事からだよ」
宮「けどおかしいって気づいたのは」
あのとき、おまえ見ていたのか。
俺たち2人のことを。
千「ガヤさん、なんで放っとくの?このままだと」
藤「分かっている、けど」
宮「横尾さんだね」
藤「あぁ」
宮「つまり、それだけタマのことを」
本気なんだと、みやの眼がそう言っていた。
藤「あの執事、わたに変なもん飲ませやがってよ」
千「なにそれ?」
藤「理性を無くす藥」
宮「‥‥っ」
千「でも、それで抱いてしまうってことは」
宮「逆に想いが強かったってことになる」
藤「みや」
宮「大丈夫、俺は横尾さんを信じているから。ただ」
確認したかったんだ?
どれだけの想いで、タマを見つめているのかを。
藤「わたなら安心して任せられる、フッ」
宮「そうだね、ニコッ」
千「わったー眠ってるけど独りであっちへ」
藤「だとしても、この時間じゃ」
時刻は夜の10時すぎタマはまだ寝ていないだろう。
千「これからどうするつもり?こんなに弱っているんだ、もう猶予はない」
藤「‥‥‥」
千「ガヤさん」
宮「話すしかないさ」
藤「宮田!?」
宮「だったら、俺が話す」
千「本気で言っているの」
宮「そりゃ初めはできないって思った、けど」
決めるのは本人…か。
そうだな、おまえはお前で2人のことを。
ちゃんと、受け止めようとしているんだ。
なら俺たちも―
