
どっちもぼっち。
第1章 みかん色に染まりたい柚と染まるきのないライム
仕方なしにTake3。耳障りな耳鳴りミミズクことBard Hedでも、このユー大柴をRemenber優できる最大のHintをFor優してあげるよ。
「うわあ、ぶっ壊れてきたねえ」
「そもそも先の体育の授業にて」
「仲のいい人すらいないため誰ともペアを組めなかった貴様と供に体操をした、このクラス一番の人気者といえば――」
「前屈の補助するとき腰とまちがえて、一瞬、お尻触ってきたでしょ」
「――いい加減にしろよう?」
「この紳士として名だたる人気者様がだなあ、しかも貴様のようなクソボッチビッチのだなあ」
「猥褻で! 卑猥かつ! 小ぶりでいて! しかしほのかな柔らかみを帯びたその生暖かい感触に――…」
「えっち」
「触っ――…」
改めて反芻してみたことにより改めて己の罪状に気が付いた、紳士改め変態紳士。
「てしまっていた、みたいですけれど……ほんと、わざとじゃなかったんで」
「どうか先生には……延いては家族には……警察沙汰だけは」
俺は青ざめた顔面をそのままペコペコと下げ続けた。お、おわびの品と言っては何ですか、よ、よろしければこのスーパー赤原くん人形をどうぞ。
「やっぱりセクハラくんだったんじゃん」
