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Everlasting Love

第10章 恐怖



波野「…あと5分。」


聖輝「うっうぅ…」


桂一「落ち着け…大丈夫や…!」


聖輝「きっ緊張して…気持ち悪い…」


光樹「がっ頑張れ!」


波野「自分で電話かけられる?」


聖輝「うぅ…がっ…頑張ります…!」


桂一「…そろそろ時間やな。」


光樹「ほら、スマホ。」


聖輝「うっ…うん…」


僕は震えた手で光樹くんからスマホを受け取ると、相葉さんとのLINEトークを開き、松潤の電話番号を押した。


聖輝「……。」


波野「涼野くん。あとは発信ボタン押すだけだよ。」


聖輝「うっ…うぅ…」


光樹「頑張れ!聖輝!」


桂一「よっしゃ、カウントしたるわ!さん…に…いち…」


聖輝「やっ…やっぱりむ…」


桂一「ゼローっ!!」


聖輝「うわぁっ?!」


波野「あっ。」


画面を見ると、発信中という文字が出ていた。


聖輝「わっわっ!びっくりしていつの間にか押しちゃった!どうしよう!!」


桂一「はっはっは!びっくりさせて無意識にスイッチオン作戦大成功!」


光樹「何やそれ?!でも、押してしまったならしゃあない!」


波野「涼野くん!スマホを耳に当てて!」


聖輝「はっはい…」


〜♪♪♪


〜♪♪♪


〜♪♪♪


聖輝「…やっぱり出な…」


『はい。』


聖輝「??!」

でっ…出ちゃった…!!

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