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Everlasting Love

第48章 秘密の関係



聖輝「あっ光樹くん!」


光樹「おう、おはよう!」


聖輝「おはよ〜」


光樹「昨日はサンキューな、チケット受け取ってくれて。」


聖輝「ううん、こちらこそ譲ってくれてありがとね。」


光樹「それさ、7月いっぱいまでやねんけど…行けそう?」


聖輝「7月いっぱいだったら…うん、誰か誘って一緒に行ってくるね。」


光樹「おう。」


聖輝「美術館かぁ…あっここ17時で閉まっちゃうんだ…」


光樹「まぁ美術館とか博物館とかって閉まるん早いからな。」


聖輝「うーん…だったら丸々お休み被ってる人としか行けないなぁ…」


光樹「まぁ最悪さ、2枚あるねんから2回行ってもええやん。」


聖輝「えぇ〜1人で行くの寂しいよ…」


光樹「確かに、それに同じところ2回行っても面白くないわな。」


聖輝「うん…」


光樹「まぁ、時間に余裕ある時に使えばええやん、な?」


聖輝「うん…そうだね。」


「ねぇねぇ、今日って英語の小テストあったよね?」


「やばっ!忘れてた!」


聖輝「…テスト…?」


光樹「…あっあれやろ、別の授業やろ。」


聖輝「そっそうだよね!うんうん。」


「どうしよ〜全然勉強してない…」


「小テストで点数稼いどかないと定期テストやばいもんね…」


聖輝「…ねぇ…光樹くん…」


光樹「…あいつら…俺らと同じ講義室に入っていったな…」


聖輝「うん…ということは……」


「「小テスト??!」」


光樹「やっべ!すっかり忘れとった!」


聖輝「どっどうしよう!!何もやってないよ!!」


光樹「おっおい!範囲何処まで?」


「えっ今までもらったプリント全部だけど…?」


光樹「あっちゃ〜…範囲広いわ…」


聖輝「とっとにかく!先生来るまで粘ろう!」


光樹「せやな!」


聖輝「えっと…これがこうで……」


光樹「……。」


「はーい!席についてー!」


聖輝「えっ?!もう来ちゃった!!」


光樹「はぁ?!何でこういう時に限って早よ来るねん…」


聖輝「本当だよ……」


「今から小テスト始めるから資料はカバンの中になおして!」


聖輝「ハァ…諦めよう…」


光樹「俺も……」


僕達はブルーな気持ちで小テストに臨んだ。

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