
素晴らしき世界
第31章 向かい合わせ
「ぁ…っ」
躊躇いがちにペロッと胸の突起を舐めると、
ピクンと身体を振るわせた。
「気持ちいいの?」
上目遣いに雅紀を見つめながら舐め続けると
口に手を当てて声を押し殺していた。
「声、聞かせて?」
やんわりとその手を引き離すと、
雅紀は抵抗しなかった。
「こっちとどっちがいい?」
反対の胸の突起を
グリっと指の腹で転がした。
「やぁ…っ」
雅紀が漏らす甘い声がダイレクトに耳に届く。
「雅紀はどっちかいいの?」
「あっ、やぁっ…待って…っ」
それぞれ異なる刺激を与えると、
シーツをギュッと掴んで快感に耐える雅紀。
雅紀を抱いてた時も、
こんな姿だったんだろうか……
いや、違う。
こんな風に愛おしいと思いながら、
抱いたことなんてない。
だからもしかしたら
こんな雅紀の姿は初めてなのかもしれない。
なんて……都合のいい考えだよな。
「雅紀」
見下ろしながら名前を呼ぶと、
ギュッと閉じていた瞼をゆっくりと開ける。
潤んだ瞳に映る俺は、
雅紀にはどう見えてるんだろうか?
「どっ…ちも」
「えっ?」
「どっちも……いい」
目線を外しながらも健気に俺の質問に答える雅紀に
思わず噴き出して笑ってしまった。
「笑うなんて……酷いよっ」
今度は顔を俺から背ける。
今までになかった……恋人同士の甘い時間。
「ごめんごめん、可愛くってさ……つい」
自然と思っている言葉を口にしたら、
ちょっと照れくさくなって頭を指で掻く。
「…今、なんて?」
「んー、可愛いって言ったの」
すると雅紀はもの凄い勢いで
顔を俺に向けた。
それも真っ赤な顔をして……
そしてパチパチを瞬きを繰り返した後、
目が段々と潤んでいきついには
目尻から涙が流れ落ちた。
「どうした?」
頬を包みながら親指で涙を拭う。
俺はまた雅紀の涙の理由がわからない。
「何でも……ないっ。
早く……早く抱いてっ!」
首に手を回すと、俺を引き寄せて
そのまま俺の唇を迎え入れた。
躊躇いがちにペロッと胸の突起を舐めると、
ピクンと身体を振るわせた。
「気持ちいいの?」
上目遣いに雅紀を見つめながら舐め続けると
口に手を当てて声を押し殺していた。
「声、聞かせて?」
やんわりとその手を引き離すと、
雅紀は抵抗しなかった。
「こっちとどっちがいい?」
反対の胸の突起を
グリっと指の腹で転がした。
「やぁ…っ」
雅紀が漏らす甘い声がダイレクトに耳に届く。
「雅紀はどっちかいいの?」
「あっ、やぁっ…待って…っ」
それぞれ異なる刺激を与えると、
シーツをギュッと掴んで快感に耐える雅紀。
雅紀を抱いてた時も、
こんな姿だったんだろうか……
いや、違う。
こんな風に愛おしいと思いながら、
抱いたことなんてない。
だからもしかしたら
こんな雅紀の姿は初めてなのかもしれない。
なんて……都合のいい考えだよな。
「雅紀」
見下ろしながら名前を呼ぶと、
ギュッと閉じていた瞼をゆっくりと開ける。
潤んだ瞳に映る俺は、
雅紀にはどう見えてるんだろうか?
「どっ…ちも」
「えっ?」
「どっちも……いい」
目線を外しながらも健気に俺の質問に答える雅紀に
思わず噴き出して笑ってしまった。
「笑うなんて……酷いよっ」
今度は顔を俺から背ける。
今までになかった……恋人同士の甘い時間。
「ごめんごめん、可愛くってさ……つい」
自然と思っている言葉を口にしたら、
ちょっと照れくさくなって頭を指で掻く。
「…今、なんて?」
「んー、可愛いって言ったの」
すると雅紀はもの凄い勢いで
顔を俺に向けた。
それも真っ赤な顔をして……
そしてパチパチを瞬きを繰り返した後、
目が段々と潤んでいきついには
目尻から涙が流れ落ちた。
「どうした?」
頬を包みながら親指で涙を拭う。
俺はまた雅紀の涙の理由がわからない。
「何でも……ないっ。
早く……早く抱いてっ!」
首に手を回すと、俺を引き寄せて
そのまま俺の唇を迎え入れた。
