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腹黒ドS王子の愛する人Another

第1章 慧×桃史の場合

その言葉に胸がぎゅぅっと締め付けられる。

俺のために.....?そこまでしてくれたの....?







「絶対今度は裏切ったりしない。変わって見せるよ。」




「っ.....!」







俺、ひどいこと言ったのに。




そこで高田の顔を見ると右頬がほんのりと赤いのに気づく。





「それ.....」



「あぁ、これ?別れようって言ったら殴られた。女の子強いわ。俺なんかが手出しちゃだめだね。」







殴られた!?


それ、大丈夫なのか?





「それって、俺のせい?」




そう聞くと高田はまた優しく言った。




「絶対違うよ。これは俺のけじめだから。男の勲章だって。」






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