テキストサイズ

腹黒ドS王子の愛する人Another

第1章 慧×桃史の場合

その言葉に葵と名乗った目の前の子は不思議そうに首を傾げると俺に言った。




「それって、どういう.....」


「失礼します。もうお時間なのですが...」




ガラリとドアが開いて看護師さんが入ってくる。


どうやらすでに時間切れのようだ。

おれはそのまま葵くんに挨拶をしてその場を去った。







彼はまだ何か言いたそうだったけど、俺はそれを見ない振りして部屋を出たんだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ