
腹黒ドS王子の愛する人Another
第1章 慧×桃史の場合
落ち着いて寝付いている姿をみて安心し、もう帰ろうと席を立つ。
幸い明日は会社が休みだし、お見舞いにでもこよう。
「また明日くるから。」
もう一回頭を撫でて離れ難くも手を離す。
その時後ろでガラッと音がして扉が開いた。
「兄ちゃんっ!」
そこには北浜を少しだけ幼くした整った顔立ちの男の子が立っていた。
年は大学生くらいだろうか。
その子は俺を見ると少し目を見開いて立ち止まると、しばらくしてまた近付いてきた。
「あ、あの.....」
「あぁ、北浜の同僚の高田慧です。」
そう言うとその子ははっとしたように頭を下げた。
「弟の葵です。さっき先生から聞きました。兄のこと、病院まで運んでくれたって。ありがとうございました!」
「えっ、いやいや!全然大丈夫だよ。君のお兄さんが倒れたのは多分俺のせいだから。」
幸い明日は会社が休みだし、お見舞いにでもこよう。
「また明日くるから。」
もう一回頭を撫でて離れ難くも手を離す。
その時後ろでガラッと音がして扉が開いた。
「兄ちゃんっ!」
そこには北浜を少しだけ幼くした整った顔立ちの男の子が立っていた。
年は大学生くらいだろうか。
その子は俺を見ると少し目を見開いて立ち止まると、しばらくしてまた近付いてきた。
「あ、あの.....」
「あぁ、北浜の同僚の高田慧です。」
そう言うとその子ははっとしたように頭を下げた。
「弟の葵です。さっき先生から聞きました。兄のこと、病院まで運んでくれたって。ありがとうございました!」
「えっ、いやいや!全然大丈夫だよ。君のお兄さんが倒れたのは多分俺のせいだから。」
