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腹黒ドS王子の愛する人Another

第1章 慧×桃史の場合

目にかかってしまっている前髪を払ってそのまま髪の毛を撫でると女のようなサラリとした心地がする。





「ごめんなぁ、俺のせいだよな....」







きっと、あの日俺がこいつを裏切った時から、一人で抱え込んで仕事をしていたに違いない。
俺が北浜に負担をかけているんだ。






元々細っこいのに、さらに痩せた。
ここ最近あの綺麗な笑顔を見ていない。




それは全部俺のせいだろう。







「早く目覚まして。」






それでちゃんと謝らせて。




これからの俺を北浜には見て欲しいから........

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