テキストサイズ

腹黒ドS王子の愛する人Another

第1章 慧×桃史の場合

[信頼してるから。]






一瞬北浜の言葉と顔がうつる。








ダメだ、あいつに迷惑をかけるのは。









「やめろって!!!」






そう言って俺は強くユカさんを突き放した。






その反動でユカさんの体は机に倒れた。







「ふふっ、この体制セックスしてる最中みたいね。」






今だに笑顔を浮かべるユカさんにカァッと血が上る。





「あんたいい加減にっ....!!!!」








「ふふっ、ほら見て。」





ユカさんが楽しそうに俺の下で笑いとある一点を指差す。



























そこには、北浜がいた。













外から俺たちの姿を目を見開いて見ている。


















「慧は知らなかったみたいだけど、ここ人から見えるのよ?でもまぁ、人なんてほとんどこないから見られることもないんだけど。」







その言葉に頭が真っ白になる。






「北浜くん、何か用事でもあったのかしらね?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ