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腹黒ドS王子の愛する人Another

第1章 慧×桃史の場合

今までとは完全に違う思考が頭をかすめる。







:北浜に迷惑をかけたくない。:







会社内でこんなことをしてるともしバレたら、俺だけならまだしも北浜に迷惑がかかる。



新企画もきっと打ち切りになる。





それだけは避けないと。






「ごめんなさいユカさん。俺のことは忘れてください。」




真っ直ぐ目を見てそう告げる。





その言葉にユカさんは表情を変えることなく続けた。







「それは、もう終わりってこと?」


「そうですね.....身勝手だってわかってます。でも、迷惑をかけたくない人がいるんです。」








「それは、彼女かしら?」




そう質問したユカさんの顔が恐ろしくゆがむ。







「今更逃がさないわよ。」





そう言うとユカさんはおもむろに服を脱ぎ出す。






「ちょっ、何してっ....」




「彼女なんて許さない。私はもうあなたを好きになってしまったもの。」






止めようとするも避けられどんどんと肌着がすくなくなる。






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