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腹黒ドS王子の愛する人Another

第1章 慧×桃史の場合










「で、ここをこうして。そうしたらもっと効率上がると思うんだ。」


「ん、わかった。」







あれから予想通り俺たちの毎日は忙しくなった。



だが、噂通り北浜は仕事が出来るようで、特に困ることもなくスイスイとことは進んでいる。







「じゃあ、取り敢えず最初はこれで。」



「了解。」






そして仕事を通じて最初の頃のような険悪さは抜けてきたと思う。






「高田、これ頼む。」





最近ではちゃんと苗字も呼んでくれるし、大きな一歩だ。



最近の俺は変だ。
北浜が名前を呼んでくれるだけで何か嬉しくてむずむずする。





きっと今までの信頼が低すぎてやっと信頼してもらえたと思うと嬉しいからなんだろうが。



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