
腹黒ドS王子の愛する人Another
第3章 朔弥 × 元 の場合
「泣いても無駄ですよ、俺先輩の泣き顔見ると興奮するんで。」
「うぅっ...」
凝りもせず、ろくでもないことを口にする後輩に何もいうことができない上に、恥ずかしくて目も合わせられない。
どこまでドSなんだこいつ。
なのに、言葉とは裏腹に俺を甘やかすような口調。
「なのに何でかな。先輩にその目で見つめられると優しくしたくなる...」
目元を指で撫でられ、自然と寺石と視線が交わる。そこには、いつものような天使な笑顔でも悪魔のような笑顔でもなく、ただひたすら俺を愛しむような目線。
あんまり泣くと目が溶けちゃいますよ、なんて笑っていうけど誰のせいで泣いてると思ってる。
今更そんな顔しても許さないからな。
「うぅっ...」
凝りもせず、ろくでもないことを口にする後輩に何もいうことができない上に、恥ずかしくて目も合わせられない。
どこまでドSなんだこいつ。
なのに、言葉とは裏腹に俺を甘やかすような口調。
「なのに何でかな。先輩にその目で見つめられると優しくしたくなる...」
目元を指で撫でられ、自然と寺石と視線が交わる。そこには、いつものような天使な笑顔でも悪魔のような笑顔でもなく、ただひたすら俺を愛しむような目線。
あんまり泣くと目が溶けちゃいますよ、なんて笑っていうけど誰のせいで泣いてると思ってる。
今更そんな顔しても許さないからな。
