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腹黒ドS王子の愛する人Another

第3章 朔弥 × 元 の場合

「!?」



「うぇぇっ.....てらいしのばかやろぉ.....!」





今までの人生で、ここまで恥ずかしかったことはない。



ストッパーが外れたように、俺の目からは涙がこぼれ落ちて、ぼたぼたと頬を濡らす。






はずかしい、消えてしまいたい。




この歳になって、排尿を人に見られるなんて。しかも後輩に....



自分の尊厳がなくなった気がして、子供に戻ったように泣きじゃくる。



「ヒッ、ヒグッ...!.....ぐすっ....」




「.....こっち向いてください。」




後ろからかかったことばに、勢いよく首を横に振る。



やだ、やだ。



「やだっ、ばかぁっ.....ふざけんなっ....」






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