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腹黒ドS王子の愛する人Another

第3章 朔弥 × 元 の場合

わー!ばかばか!!!


目の前に人がいるっていうのに、指の動きは先ほどと同様とても意地悪で、いいところばかりを抉ぐるように動き回っている。


引いていたはずの快感の波は再び蘇り、俺から自制心を奪っていく。



グチュグチュと漏れ出す音はどうやら話し声でかき消されているが、もしかしたらバレるかもしれない。バレることを想像したら、なんだか体がムズムズして寺石の指を切なげにきゅぅっと締め上げてしまった。




「まさか、興奮してるんですか先輩?」


「ちがぅぅっ.....!」



はぁはぁと浅く息を吸い、かろうじて抗議するけどまったく意味はないだろう。



「ほんとエロいな....!」



寺石は吐き捨てるようにそういうと、そのまま俺を引き寄せて乱暴にキスをした。

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