
腹黒ドS王子の愛する人Another
第1章 慧×桃史の場合
うわー、よりによってこいつに見られるとか。
「なに?なんか言いたい事でもあんの?」
何も感じられない瞳を見つめてそう問えばどうでもいいというように体を向こうに向けて奴は会議室を出ようとする。
「次の時間、ここ使うから準備に来たの。早くでてけよ、こんなとこで最低なことしてないでさ。」
またそれかよ。
一向にこっちを見ようとしない北浜に怒りがまして舌打ちがこぼれる。
はいはい、俺みたいなクズやろうとは目も合わせたくないわけね。
「それはすいませんでしたね。っと。」
重たい腰を上げて出口へと足を進める。
北浜の隣を通り過ぎた時密かに、静かな声が部屋に落ちた。
「なに?なんか言いたい事でもあんの?」
何も感じられない瞳を見つめてそう問えばどうでもいいというように体を向こうに向けて奴は会議室を出ようとする。
「次の時間、ここ使うから準備に来たの。早くでてけよ、こんなとこで最低なことしてないでさ。」
またそれかよ。
一向にこっちを見ようとしない北浜に怒りがまして舌打ちがこぼれる。
はいはい、俺みたいなクズやろうとは目も合わせたくないわけね。
「それはすいませんでしたね。っと。」
重たい腰を上げて出口へと足を進める。
北浜の隣を通り過ぎた時密かに、静かな声が部屋に落ちた。
