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腹黒ドS王子の愛する人Another

第3章 朔弥 × 元 の場合

こいつ...!!!!



「なんでこんなことするんだよ....俺がお前に何かしたか!?」


俺が強く問い詰めても、目の前の男は怯む気配は一切ない。それどころか、ニヤニヤとしながらこちらに詰め寄る始末だ。




「それは、内緒です。っていうか先輩いいんですか?こんなところにいたいけな後輩を連れ込んで。」



「へっ....?」




「ほんと間抜け...」



なんだか失礼な言葉が聞こえたけど、寺石の纏う空気が変わったためそれどころじゃなくなる。



ニコニコした笑みは、妖艶な香りをまとうものに変わり、背後には黒い羽が見える。





悪魔どころじゃない、こいつは魔王だ....!!!

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