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腹黒ドS王子の愛する人Another

第3章 朔弥 × 元 の場合

「て、らいし....?」



「ねぇ、先輩?」





全身を撫で上げるような甘い声に、嫌な汗が一筋背中を通る。



嫌な予感しかしない......











蛇に睨まれたカエルのように、身動き一つできない俺に妖艶な笑顔を浮かべた寺石が近づいた。





そして形のいい薄い唇から、周りに聞こえないように発せられたのだ。











「先輩の恋愛対象、男でしょ?」









巨大な爆弾が。

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