テキストサイズ

腹黒ドS王子の愛する人Another

第1章 慧×桃史の場合

「えっ、たかだっ.....」





「..........コレ、なに?」







静かに手を伸ばすと焦ったようにシャツを直して北浜は俺から離れる。








「い、いやー!いい年してはしゃぎすぎてっ」







「冗談。笑えねーよ。」







北浜の白い首筋には赤く咲いた独占の証。




なんでそんなもんつけられてんだよっ......







嫉妬で頭がどうにかなってしまいそうだ。









「誰にやられたの?」



「っ.......」





北浜が声を詰まらせてシャツをさらにぎゅぅっと握る。


その手は少しだけ震えていた。











「染谷か。」



「!!」






「アイツっ......!!」



「たかだっ!」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ