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腹黒ドS王子の愛する人Another

第1章 慧×桃史の場合







「そ、それじゃあね....」

「うん、ありがと。」





さっきまで乱れていたくせに恥ずかしくなったのか大人しくなった女はパタパタと会議室をでた。





「あーぁ、本当に俺って最低だなぁ。」





すっかり合言葉のようになった最低という言葉。








罪悪感を感じる心もなくなった。


こんなことをしてても申し訳ないなんてちっとも思わない。誰かが傷ついても心も痛まない。






「どうしようもねぇよ.....」




俺は会議室の机に腰をかけてまた呟いた。

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