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貴方に溺れて~眼鏡をかけたドS秘書~

第2章 Secret SweetTime1 ~自慰行為~

そんなある日・・。

「はぁ・・今日も疲れた。あれ?先に帰った筈なのにカイトいないんだ。」

「なーんだぁ。折角カイトの作ってくれるパンプキンスープとオムライス楽しみにしてたのに」

私は女の癖に全く料理が出来ない。幼い頃から私の事はカイトが何でもしてくれた。

勿論包丁なんて握った事がない。そんな私のお気に入りがパンプキンスープととろとろふわふわのオムライスだ。

「先にお風呂入っちゃおっかなぁ」

私はお風呂が大好き♪いつも色んな香りの入浴剤を入れて1時間かけてお風呂に入る。

私自慢の濡れた黒髪ロングヘアをバスタオルで巻いてお風呂から上がる。

カイトはまだ帰宅していない。
「もうお風呂入ってた時間も含めたら2時間は経ってるのに!まさか・・・」

こう言うどうでもいい時の私の勘はよく当たる。きっと彼女の所だろう。


カイトには6つ年上の彼女がいた。

私がよく知っている女性。カイトと同じくパパの代からずっと秘書としてうちの会社を支えてくれている人だ。

彼女の名前は西園寺りおん35歳。

私と違って美貌も女性の色気や気品も兼ね揃えているまさに世の男性なら誰もが惚れてしまうような女性だ。

カイトの横にいても引けを取らない。

パパは私が物心付いた時からカイトを純粋に好いていた事を知っていたんだと思う。

私が高校生になった頃パパの勧めでカイトはりおんさんとお見合いをした。

お見合い話はとんとん拍子に話が進み、パパは当時開発部にいたりおんさんを正式にカイトと同じ秘書にした。

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