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貴方に溺れて~眼鏡をかけたドS秘書~

第2章 Secret SweetTime1 ~自慰行為~

りおんさんは私が社長になる事に猛反発していた。それはそうだろう。
どれだけカイトがこの会社のために身を粉にしてきたか。

どうしてカイトじゃないの?あんなど素人の小娘に何が出来るって言うのよ!社長の娘だからって・・どうしてカイトじゃないのよ!って。

正直私もりおんさんだけは会社に残ってほしくないと心からそう思った。

カイトが私に対して気持ちが無いのはわかっている。私じゃ釣り合わないのだって・・。

でもそんな気持ちさえカイトにはお見通しだった。

「りおんをクビにするおつもりならもうあなたを社長として支えてはいけません。」

「それだけりおんはこの会社に必要な人間なのですよ?社長がりおんの事を認めたくない気持ちはわかります。でも私情を仕事に持ち込まれるのははいっきり言って迷惑です。」

じゃあどうして貴方は私を抱いてくれるの?そう問いたかった。

今もりおんさんと抱き合っていると思うと胸が痛くなる。


「はぁ・・どうしよう・・洗濯物の中からカイトのYシャツ持って来ちゃったぁ・・。」

「んぁぁぁ・・カイトの匂いだぁ・・あぁぁぁん・・カイト・・熱いよぉ・・カイトぉ・・。」

部屋じゅうにはやらしいクチュクチュ音が響き渡っている・・。

「あぁぁん・・凄い・・ぉマンコ・・きもちぃ・・あぁぁ・・ダメェ・・カイト・・いっちゃうよぉ」

無我夢中でカイトが帰宅した事にさえ気がつかない。

「社長。遅くなって申し訳ありません、思った以上に会議が長引いてしまいまして・・。」

「社長?いつもなら真っ先に迎えてくださるのに・・。もうお休みになられましたか?社長。失礼致します。」




ガチャ!

「カイト!もう!ノックぐらいしてよ。」

「申し訳御座いません・・そんな事よりも社長?そのYシャツは洗濯かごの中にあったはずです・・。どうして社長が持っておられるのでしょう・・・」

「そ・・それは・・」

「あなた、会議とか言いながらりおんさんと会ってたでしょ!」

「嘘付いたって無駄よ。カイトはりおんさんがいるのに、どうして私に優しくするの?私の気持ち知ってるくせに!だから自分で慰めてたんじゃない!何か文句ある?」                 

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