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Blast of Brilliant STARS

第8章 ジャポニズム祭り

【のさまじょさま・五角…w】平安④



「大夫!」

殿の渡り廊下を歩いていたら、後ろから首を掴まれた。


「なっ…」

振り向いたら、潤(うるう)の宮が立っていた。


「なにを…なさいます…」

帝の第5皇子で、一番かわいがられている宮。


「…大夫が兄上たちを誑しこんでるって、ほんと?」

無邪気な顔で酷いことをいう…


「そんな事実はございません…」


すっと身を引いても、宮は立ち去ってくれない。

耳元に、宮独特の芳香。


「今日の夜、俺の部屋においでよ」

止める暇もなく、宮は去っていった。


お断りの手紙を書いても、突き返されてしぶしぶ部屋にあがった。

「よくきたね。入りなよ」

宮は、すっかり寛いだ様子だったので、すぐに用件を聞こうとしたが、はぐらかされた。


「宮…ご用事がないのなら下がらせていただきます…」

立ち上がると腕を引かれた。

宮は真っ赤になって俯いている。

「宮…?」

「…って…」


「え…」

「口を吸って…」

潤んだ目で見つめられて、そのまま押し倒された。

「兄上はよくて、僕はだめなの…?」

ふんわりと宮の芳香が漂ってきた。


「ずっと好きだった…」

握られた手が、汗ばんでいた。



のさ☆魔女さん
2015-10-25 23:21:46


〉平安第…何弾?4弾?
これで全員集合だああ!

結局頭の中将じゃなくて、幼い匂宮になったw
潤くんが一番、潤くんらしいキャラになった気がする…

大野さんが一番乖離してるw
あんな賢くないもんっ
東宮大夫って、東宮坊で一番偉い官職だから…

あ、東宮=春宮ね。昔は漢字って当て字が多かったから、どっちでも可です。
現代においては東宮が正解です。


って、これ、続けていいんですか?w

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