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Blast of Brilliant STARS

第7章 迷彩祭り

【七那華さま・にのあい】古書店、漱石



相『え…と… 下弦の……なんだっけ

もう~だから俺に頼んでもって… 仕方ない聞きに行くか…』


外れにある古びた古書店。

メモを手に右往左往。


二『その本なら、こっちですよ』


相『え…。 ……あ どうも…ありがとうございます あの……お店の方?ですか?』


和装に草履というその出で立ちに
思わずすくむ。


二『いえ… ただの趣味です……。 しがない小説家でして。』


そう言って照れたように笑うその笑顔がまた虜になる。

…一目惚れした


相『あの… 俺と……

また逢ってもらえませんか…』


二『いいです…よ…? じゃあまたここで。』


それから俺たちは古書店で、待ち合わせては
会話も少なに本を読んだり、彼の書いたものを読んだりして過ごした。


楽しくて…ただ彼と一緒にいたい…そんな感情が芽生える。

彼を愛してる……。




相『下弦の月か…』


まるで満ちることはない想いと一緒だ…

 
二『相葉さん…。月が綺麗ですね』


そう言って彼は俺の手をとって指を絡ませた。


相『はい…。 俺も同じこと思ってました。』


そう言うと月明かりの下、唇を重ねた。



華ボチャポットパイさん
2015-10-21 08:29:45


〉古書店ジャポ?と漱石のアイラブユー和訳のお話…と思ったんですが…

今回は文字数の壁が……全然ダメですねw 


でもやっとショート一つおとせた。

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