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Blast of Brilliant STARS

第7章 迷彩祭り

【しーま さま・天然】キャンプ、おにぎり



パチパチと鳴る火に木枝を焼べながら、
リーダーがお玉で鍋をかき回している。


「どう?煮えてそう?」

「ん〜…わからん」


問いかけると、難しい顔をしてなおもグルグルとひたすら鍋をかき回す。


「あんまやんなくていいよ?しばらく蓋してたらオッケーだから」


そう言うと、
「あぁそっか」と照れたように笑って、
チェアに腰掛けた。


そんなリーダーの仕草に、俺も自然と笑みがこぼれる。


「…相葉ちゃん、なんか手伝おっか?」


パキ、と小枝を踏みながら、窺うようにケープの中に入ってきた。


「あ…じゃ一緒にやる?」


リーダーの手をペットボトルの水でサラサラ洗う。


「おにぎりはね、塩をひとつまみ入れて、強く3回、優しく3回、こうやって…」


両手で優しく握り込んで、リーダーに見せる。


「…それ食べたい」

そう言うと、おにぎりを持つ俺の指ごと、パクッと食べられた。


「あ…、」

リーダーが俺の指をチュッと音を立てて吸い上げる。

「…じゃ、俺こっち握る」

「あっ…やだ、」


「強く3回、優しく3回…だっけ?」


パチパチと鳴る火に煽られながら、
俺たちは大自然の中で熱い夜を過ごした。



しー☆魔女さん
2015-10-19 22:34:06


〉おにぎり=ジャポニズム
キャンプ=迷彩

で天然コンビでしたw

録画のマナブを観ておにぎりの美味しい握り方を知りましたw

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