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虹色の精霊に導かれて…

第2章 ハワイの夜空の下で

チーフ「あとは、大野のカードだよ。
室内に入って、スイッチに差し込むと、室内の照明が付く。同時に他の家電もスイッチをONになる。
カードを抜き取ったら、照明や家電は 自動的にOFFになるから、気を付けること!

後、
在室の確認するから部屋にいる時は”必ず”カードを差し込むように!」


O「そんな説明いらないよ、おいら子供じゃないから知ってるって…」
 困った顔でカードを受け取る大野。


チーフ「はぁー…一番、聞いてほしいことなんですけど…」
 チーフはため息をつきながら言う。


N「そうそう!”電気使わない”とか言ってカード差し込まずに部屋にいて、
『いない』って探すの大変なんですよ!」
 ものすごく迷惑そうな顔の二宮。

A「ニノと翔ちゃんが特にね」
 ひゃひゃって笑いながら言う相葉。


S「………」
 黙ったまま下を向く櫻井。


A「翔ちゃん…?」
 相葉が不思議そうな目で櫻井を見る。



チーフ「じゃ、私は一度降りてから、上に行くけど…ニノ…色々よろしく」
 チーフが『下』のボタンを押す。

N「…了解です」



上の階で止まっていたエレベーターの扉が直ぐ開く。



チーフ「深酒だけは、やめてね!」
 エレベーターに乗り込みながら、釘をさすチーフ。


N「ほどほどにしまーす」
 少しお道化た声で答える二宮。

A「また 明日!」
 手を降る相葉。

O「じゃ…」
 大野が小さく頭を下げる。

 櫻井も顔をあげ頭を下げる。


チーフ「…おやすみ」
 エレベーターの扉が静かに閉まっていく。




大野、櫻井は自分の部屋に向かって歩きだす。



N「集合は、まーの部屋でいいですか?」
 完全に閉まってから二宮が相葉に聞く。

A「いいよ!」
 笑顔で答える相葉。


N「そういうことで、集合は相葉氏の部屋です」
 ほんの少し先を歩く二人に聞こえるように言う二宮。



櫻井、チラっと振り向いただけ。

大野、ブラっとしてた手を少し上げただけ。




A「翔ちゃん…なんかピリピリしてるね…」
 二人の背中を見ては相葉が呟く。


N「ZEROモードが抜けてないね…仕方がないのかも…だけどね…」

A「あれじゃ、大ちゃんがキツいよね…」

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