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虹色の精霊に導かれて…

第5章 ハワイの懐かしさに乗って

櫻井視点

N「気づいてませんでしたか?
 結構ぉマジ顔していたので、撮影モードだと思ってましたよ?」
 驚いた顔のニノ。


A「え?マジ顔?そんなつもりないけど…カッコよかった?」
 ニノに近づいていく雅紀。


N「はー!なぜに、マジ顔がカッコよくなるんですか?」
 眉間にシワを寄せながら、不機嫌な顔のニノ。

 雅紀はニノからスルリと逃げ、智くんの方に行く。

A「嵐の相葉雅紀です」
 ピースの手を顔の前に出して、ポーズをとっている。


O「おお。アイドルだね」
 親指を立て笑う智くん。


M「何やってるのよ!」
 潤が笑いながら二人の間に割って入る。



「ははははは」
 スタッフたちが笑っている。



 一緒になって、笑っている自分がいる。


(あーなんか気持ちいい…仕事じゃなきゃよかったのに…)


 懐かしい風の匂いがする。


カメラマン「さっそく、このアングルから!相葉くんと二宮さんお願いします」
 カメラマンが、昔の写真のファイルをひろげている。


A&N「「はーい」」

 チラッと写真を見てた二人は、自然に体を寄せ、ポーズをとる。


M「あの、これ。見てください。
 こっち来てから、こんな感じのスナップ欲しいなって、思って……」
 その間に潤が、ムービースタッフに映像を見せて、追加の写真を注文している。


 完全に仕事モードで動いている三人。

カメラマン「櫻井くん。先に一人の写真取っておきますか?」


「はい。お願いします」

 滞在時間が限られている。

 段取りよく撮影しないと、今日のリハ時間が削られる…

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