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虹色の精霊に導かれて…

第5章 ハワイの懐かしさに乗って

櫻井視点

カメラマン「櫻井くん?ちょっと疲れてる?笑顔が堅いよ。ハワイなんだから笑って!!」
 昔のハワイの写真を見せながら、カメラマンさんからの指示を受ける。

「えー、さすがに、十代みたいには笑えませんよ(笑)」
 ほっぺを両手で摩りながら、笑ってごまかす。

(結構笑ってるつもりだけど、うまく笑えていないのかな?)


 笑顔に確認したくて、智くんを探す。


 智くんは空を見ていた。


「智くん…」
 口からこぼれるように声で、呼んでしまった。

(あ…しまった、何か…興味があるモノを見ていたかも…)


「ん…」
 智くんは、ゆっくり俺の方を向いく。

 そして、優しくほほえむ。


(智くん……)

 そのほほ笑みで、心が満たされていく。

 だから、なにも言えないまま、智くんを見つめていた。


M「なに見つめあってるの?」
 潤が茶化すような声で背中から抱き付いてきた。


A「次、翔ちゃんと俺だよ」
 雅紀が俺の腕をグッと掴んで笑う。


N「大野さんは私とです♪」
 和が智くんを引っ張っていく。


A「翔ちゃんの立ち位置ココだよ!」
 雅紀が俺の腕手を引っ張って道の中央に連れていかれる。

カメラマン「松潤も一人撮影お願いします」

M「はーい」

 メンバー入れ替わりに沢山のポーズをとる。

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