
虹色の精霊に導かれて…
第5章 ハワイの懐かしさに乗って
櫻井視点
車から出たら、沢山の一般の人がいた。
(あー 人いっぱい いる……)
嵐のファンだけなら、ファンサもいいと思う。
でも、ココはハワイ。観光地だ。
ココにお金を払って遊びに来ている人が、僕らのファンでない事だってある。
嫌いかもしれない。
(ココの滞在時間は長くて15分だ。少しでも早く撮影場所に行かないと、リハの時間が押す…)
気が付くと一人ブツブツ言いながら、歩いていた。
視線を感じて、その視線の主を見る。
雅紀がジーっとこちらを見ている。
「なに?」っと声をかける。
A「ううん…何でもないよ」
ニコッと雅紀が優しく笑った。
「そう?ずっとこっち見てるから、何か気になる事でもあるのかなって思ったけど…時間無いから、急ごう!」
歩くスピードを少し上げて、真っ直ぐ伸びる道に出た。
A「わーなんかすごいねぇー」
雅紀が両手を大きく広げて、声をあげる。
青い空。赤い大地。そして、真っ直ぐに伸びる車道。
(風が吹いてる……)
その道の両側に広がるパイナップル畑の葉が揺れている。
少し道が坂になっている。
後ろから、レフ板を持ったスタッフ。
キャスターの付いた三脚に固定させた一眼レフを覗いているカメラマン。
(後ろ姿が欲しいの?別にいいけど…)
潤と和がなにか話している。
雅紀が今にも畑に飛び込みそうな勢いで走って行く。
智くんは空を見上げながら、歩いていく。
いつの間にか一番後ろになっていた。
四人の背中を歩きながら、見ている。
A「あれ?もう撮影してるの?」
レフ板の方を指さして声を出す雅紀。
スタッフ「はい。結構前から取ってますよ」
車から出たら、沢山の一般の人がいた。
(あー 人いっぱい いる……)
嵐のファンだけなら、ファンサもいいと思う。
でも、ココはハワイ。観光地だ。
ココにお金を払って遊びに来ている人が、僕らのファンでない事だってある。
嫌いかもしれない。
(ココの滞在時間は長くて15分だ。少しでも早く撮影場所に行かないと、リハの時間が押す…)
気が付くと一人ブツブツ言いながら、歩いていた。
視線を感じて、その視線の主を見る。
雅紀がジーっとこちらを見ている。
「なに?」っと声をかける。
A「ううん…何でもないよ」
ニコッと雅紀が優しく笑った。
「そう?ずっとこっち見てるから、何か気になる事でもあるのかなって思ったけど…時間無いから、急ごう!」
歩くスピードを少し上げて、真っ直ぐ伸びる道に出た。
A「わーなんかすごいねぇー」
雅紀が両手を大きく広げて、声をあげる。
青い空。赤い大地。そして、真っ直ぐに伸びる車道。
(風が吹いてる……)
その道の両側に広がるパイナップル畑の葉が揺れている。
少し道が坂になっている。
後ろから、レフ板を持ったスタッフ。
キャスターの付いた三脚に固定させた一眼レフを覗いているカメラマン。
(後ろ姿が欲しいの?別にいいけど…)
潤と和がなにか話している。
雅紀が今にも畑に飛び込みそうな勢いで走って行く。
智くんは空を見上げながら、歩いていく。
いつの間にか一番後ろになっていた。
四人の背中を歩きながら、見ている。
A「あれ?もう撮影してるの?」
レフ板の方を指さして声を出す雅紀。
スタッフ「はい。結構前から取ってますよ」
