テキストサイズ

虹色の精霊に導かれて…

第5章 ハワイの懐かしさに乗って

相葉視点


「わーなんかすごいねぇー」


青い空。赤い大地。

そして、真っ直ぐに伸びる車道。

その道の両側に広がるパイナップル畑。



(風が吹いてる…いい匂い…なんの匂いだろう…)



 五人でただ、歩いている。



(15年前?歩いた道らしいけど、あんまり覚えてないんだよなぁ…)



 体に今までなかった温かさを感じてその方を向くと、レフ板の光が体にあたっていた。


「あれ?もう撮影してるの?」


 周りを見回すと、三脚に固定されてる一眼レフカメラや音声のマイク。ステディカムのカメラも動いているようだった。



スタッフ「はい。結構前から取ってますよ」


N「気づいてませんでしたか?結構ぉマジ顔していたので、撮影モードだと思ってましたよ?」
 驚いた顔のニノ。


「え?マジ顔?そんなつもりないけど…カッコよかった?」
 ニノに聞いてみた。


N「はーなぜに、マジ顔がカッコよくなるんですか?」
 眉間にシワを寄せながら、不機嫌な顔のニノ。

(え?今の質問ダメ?でも、目が怒ってないから、大丈夫ラインだね)


「嵐の相葉雅紀です」
 リーダーに向かってキメポーズをとってみた。


O「おお。アイドルだね」
 親指を上げてくれたリーダー。


M「何やってるのよ!」
 松潤が笑ってくれた。



「ははははは」
 スタッフたちが笑ってくれた。



『ハワイに来てよかった!』って、素直に思える、そんな風景をかみしめている。

それから、カメラマンさんの指定する1人や2人ずつの写真を撮るアングルを決め始めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ