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虹色の精霊に導かれて…

第5章 ハワイの懐かしさに乗って

松本視点

「ニノとリーダー先に出て!俺最後に出るから!」
 手の平を上にして、外へ誘導する様に動かす。


N「そうします。ほら。おじさんお仕事ですよ」
 ニノが中々仕事モードならない智さんを”おじさん”と呼ぶ。

(翔さんがいたら、お兄さん!!って突っ込まれるよ)


O「おじさん言うなよぉ」
 少し膨れ気味の智さん。

(お!今日は自分で言った…突っ込みしてくれる人いないもんね…じゃ、俺からもう一押し!)


「翔さんが待ってるから♡」
 笑顔で言ってみた。


O「まってる?」
 嬉しそうに体を浮かす智さん。


(効果てき面!分かりやすーい!!)


N「ほら、出た出た!」
 待ち構えたニノが、智さんの体を包み込むように押して、車の外に出た事に成功。 


O「押さないでよ」
 照れたような顔をしながら歩き出す智さん。

 車から降りていく二人を『可愛いでっかい小動物!』に見えた。

 距離感とサイズ感は、”大宮ファン”にはたまらないよな(笑)。

 笑いをこらえながら、自分も車から降りる。

 降りると、車の横に俺専属マネが立っていた。


潤専属「問題はありませんでしたか?」


「ない。あるわけないだろ」


潤専属「よかったです」

 俺の歩く歩幅に合わせてついて来るマネ。



 ニノが智さんの体を少し突っつく。

O「や、やめろよ」
 体をくクネラし、クスクス笑いながら、前を歩いていく。


 智専属マネが車から降りて、マネ同志で何か話している。


(一応聞いておこう…)

「ねー、リーダーと車の中で話していた事なに?」
 智専属マネに近づいて、声を掛ける。


 智専属マネが黙る。


(俺に言えない事?…)

「嵐に害はない?」
 少しキツ目のトーンで聞く。

智専属「大丈夫です。嵐に害などありません」


「ん…わかった。智さんの事よろしくね」

智専属「お任せください」


(智さんの専属って、掴み所が無いんだよな…こう、厚さ?熱さ?が無い…)

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