無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ギャヴィンさんたちの車がある駐車場に戻る。


　ギャヴィンさん達がボードやほかの用具を車に乗せていた。

「あ！生駒　これ　返却ね」
一応絞った濡れたウエアを渡す。

生駒「わかりました」
　ウエアを持って走って行く生駒。




本郷「帰りは僕の運転です」
　日翅ちゃんが車の鍵をクルクルまわしながら近づいてきた。


「じゃ、ココでギャヴィンさんとは　お別れ？」

本郷「はい」


「じゃ　挨拶してくる」


本郷「そうしてください　車エンジンかけておきます」
　鍵をくるくる回しながら歩いていく日翅ちゃん。



「お疲れ様です」

ﾊｾｶﾞﾜ「楽しかったかい？」

「はい！とっても！
　日本に帰って、あのプレゼントを持って友人と一緒にサーフィン行きます！」


ﾊｾｶﾞﾜ「そうか、ＭＪによろしく言っておいてくれ」
　ギャヴィンさんがニコニコ笑っている。

（潤ちゃんとサーフィンかぁ…オンエアー後だなぁ）



生駒「車の用意ができたようです」
　カメラを向けながら言う生駒。



「あぁ　そう…じゃあ」
腕を上げる。

　走って来る通訳の男性。

「ありがとうございました！」
通訳の男性と握手をする。

男性「いえ…」

　ギャヴィンさんも近づいてきた。　

「本当にお世話になりました！」
頭をさげ、ギャヴィンさんの手を両手で包む。


ギャヴィンさん達が離れていく。

「Thank you very much！」



ﾊｾｶﾞﾜ「どうも♪」
　頭を下げる

「バイバーイ！」


本郷「では、我々もホテルに帰りますよ」


「ああ　帰ろう！」
生駒と一緒に車に乗り込む。


本郷「お疲れ様でした。有意義でしたか？」

「うん。いい感じだった。映像もいい感じだろ？」
横に座った生駒の方を向く。

生駒「はい。先程少し確認しました」

「で、どうよ？」

生駒「いい感じです。波に乗った所もバッチリです」

「おし！出来したぞ！あ！日翅ちゃん買ったヤツってホテルに送った？」

本郷「いいえ
　　購入したショートボードはテレビ局に生駒さん方(かた)で送りました」

（送っちゃった？いつのまに？）

本郷「生駒さん　保管よろしくお願いします」

生駒「僕宛で来るんですね。分かりました」

本郷「よろしくです」