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虹色の精霊に導かれて…

第95章 嵐にしやがれ 嵐の休日inハワイ 相葉編

生駒「そろそろ お時間でーす」
 生駒が手を大きく振りながら大きな声を上げる。


(タイムオーバーかぁ もっと したいけど みんなんとこ帰らないとね)


海から上がる。

生駒「お疲れ様です!」

「生駒は 海に入らなかったの?」

生駒「いえ 入りましたよ」
 ビーチサンダルを見せる。


「ふーん(足だけかよ)

本郷「着替えです」
 畳まれた服を差し出す日翅ちゃん。

「ありがとう じゃ 俺シャワーしてくるよ」
服を受け取って生駒に声をかける。

生駒「はい 待ってます」



屋外シャワー室に入る。



「あぁ 楽しかった…」
ウエアを脱いでシャワーのコックを回す。


「わ 水!  あぁ お湯になった…」


頭からシャワーを浴びる。


「楽しかった…」
ちょっとサーフィンの事を思い出してニヤつく俺。

(よかった…乗れたって証拠映像が撮れて… エセって言われていたから…胸張れるぅ♪

 あ! さっきのウエア返却しなきゃ…

 砂くらいは取っておか… あ まじかぁ)


脱ぎ捨てたウエアの下のポッケに手を入れて自分の失敗に気が付く。

 不規則に折りたたまれた紙幣とコインが出てきた。


「あん時のお釣りだ…」

日焼け止めを買った時 急いで店を出たから、お釣りをポケットに突っ込んだ。


(…怒られるかなぁ)

急いで、ウエアを洗って壁に掛け、自分の身支度を済ませる。


シャワー室から出ると生駒が立っていた。

生駒「着替えおわりました?」

「うん」

生駒「じゃ カメラ回すので、このサーフィンの感想をお願いします」
 カメラを俺に向ける。


「今日の休日 最高に楽しかったよ」

生駒「お疲れ様です」

「最高に楽しかったけどやっちゃった(お札が)びっちょびちょ」
塗れた紙幣をカメラに見せる。

「多分のさっきの日焼け止めの時のお釣りだと思う」
コインもカメラに見せる。


生駒「流されなくて良かったと思うべきじゃないですか?」


「アハハハッ!そうだね。これ乾かせば使えるもんね」

生駒「使えます」

「流されないだけよかったよ、確かに!」


生駒「いきましょう」

「行こう!」


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