無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「んじゃ　改めて　『乾杯』」
プラスチックだから音はしないが　カップを軽く当てて　ビールを飲む。


ス「っ　う～～うまい！」
　ゴクゴク飲んでいるスタッフ。


「イイね（飲みっぷり！）ヤバいね（仕事中なのに！）ヤバいよね　ハッハッハッハッハ」


ス「これハワイ来て　一番　今日がイイすか？」
　ひっくり返さないように、カップを隅に置くスタッフ。


「いいね　俺も　一番　イイかもしれない」
ビールを飲む。


（うまい　飲みながら釣り　平和だぁ）

「これがしかたったよう…」




スタッフ視点

Ｏ「いいね　俺も　一番　イイかもしれない　これがしたかったよぉ」
　大野さんがカップに口をつけながら広い海を見つめている。



（質問と答えがチグハグだけど…うまく…行ったようだなぁ）
側に置いたカップをそっと動かす。

　カップにはマジックで　㊟ビールのように　と書いてある。


（おかしいと思ったんだ…『頑いマネ』と評判の橋本さんが俺たちスタッフに　昼間　それも仕事中に飲酒を進めるなんて…）


　橋本さんが大野さんにカップを渡して、俺にニコニコ手渡したカップにも白い泡がたっぷり入っていた。

なのに、あの　㊟ビールのように　のメモを　みて　警戒しながら口にした。

（上の泡だけビールで下は麦茶。　これ見てなかったら噴いていたなぁ）
大野さんから見えないように置いたカップをツンツン突く。


（俺には、はっきりメモを見せて　大野さんにはメモが見えないように背を向けて渡してきたところが、プロなんだろうぁ）



橋本「大野さん　魚を待ちながらのビールはイイですね」
　マジックのマークが付いたカップの飲み物をグビグビ飲みながら話す橋本さん。

Ｏ「うん　マヒマヒ　釣ったら　みんなで食べようね🎵　刺身かな？」

橋本「ハワイ風の味付けも良いですね」

Ｏ「あー　ハワイ風か　イイね🎵　おかわり！！」　　
　上機嫌の大野さん。

橋本「はい　ただいまお持ちします」
　ニコニコほほ笑む橋本さん。


（大野さんは、みんなでビールを飲んる気分になってますよね…）