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虹色の精霊に導かれて…

第94章 嵐にしやがれ 嵐の休日inハワイ 大野編

橋本「そろそろ お時間ですね」

「うーん そうだね 行ってくるよ」

橋本「はい お気をつけて」


廊下に出る



N「行くんですか?」
 ニノが少しだけ顔を出す。


「うん 行ってくる」


N「…ちゃんと 帰って来てくださいね」


「ふふ 何言ってんだよ」
ちょこっとしか出ていないニノの頭を軽く触ってエレベーターに向かう。


一人で一階まで下りる。


(さて スタッフはどこだ…)

周りを見ると 若いスタッフがカメラを持って立っていた。

(あの子かな…)



ス「おはようございます どうですか?」

「最高です!」

ス「今日は何しに行かれるんでしたっけ?」


「釣りです」

ス「釣りですか」

「はい」

ス「準備もされてるんですよね?」

「うん そう」
鼻を触りながら廊下を歩く。

(自分が話さないといけないのかぁ…)


「行くところは決めました」

ス「ホントですか」

「行きますか」


ホテルの外に出る。

「あちー」


外に出るとあちこちから 視線が集まる。


(恥ずかしい…早く乗ろう…)


タクシーをとめ車に乗る。


「ここまで」
運転手に行先のメモを見せる

2805 Mauoa Rd(マイア通りの2805ですね)

Yes,sir.(分かりました)


「オーケー?サンキュー」

ス「ちなみに 今どこに向かっているんですか?」





「これ 釣具屋さん」
メモを見ながら言う。





ス「釣具屋?」

「そう 道具持ってきたかったけど…色々あって持ってこれなかったから…ココで揃えるんだ」

ス「へー」





「伝説の釣具屋 予約してるんだ」


ス「ご自分で?」

「うん 予約位できるよ?」
 椅子の位置を直す。


ス「釣りはいつぶりぐらいですか?」


「いつだろう… 一か月ぶりぐらいかな?」


ス「けっこう ブリですね」

「そうね 一時期 週2ぐらいで行ってた」

ス「そんなに!だから日焼け止め厳守発令されてるんですか?」

「ふふ 日焼けね
 連ドラ中とかヒドかった
 ものすごく焼けちゃって プロデューサーに怒られたり、編集マンに『つながんねぇじゃん!!』って ふふふ」



ス「気を付けましょうね」

「ハイ!」

ス「いい返事ですね」


「ひひひひひ」



しばしドライブがつづく

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