テキストサイズ

虹色の精霊に導かれて…

第94章 嵐にしやがれ 嵐の休日inハワイ 大野編

橋本「おはようございます」
 橋本の声が聞こえた。


(もう 来た…)
ベランダから部屋に戻る。


橋本「やや 起きていたんですか」
 ビニール袋を持って立っている橋本。

「うん…」

橋本「まさか ずっと起きていたわけではありませんよね」
 ビニール袋から おにぎりやサンドイッチを出しながら言う。


「寝たよ」(ちょっとだけど…)


橋本「その口ぶりは… 櫻井さんの見守りしてたんですね?」
 顔を上げた橋本の眉間にシワが出る。


(バレてるかぁ…)


橋本「心配しなくとも ちゃんを 御護りします 専属を信じてください」


「うん そうだね…
 でもね やっぱ 心配なわけよ」



橋本「では きちんと お仕事してください その姿勢が櫻井さんを安心させます」


「そうだね…」
テーブルの上に置かれたおにぎりを一つ手に取る。

橋本「今日の行く場所の連絡はお済ですか?」
 ビニールを小さくたたみ、キッチンからお茶セットを持ってくる橋本。


「ん うん
 行きたい所 調べてアポ取った。確か メモあるよ」


橋本「では メモを見せてください」
 お茶を入れながらいう。


「んー(どこに入れたかな…)財布の中かな」
鞄の横に置いてあった財布を開く。



橋本「ああ 食べてからでいいです」
 慌てて走って来る橋本。


橋本「ゆっくり 食べてください
 直ぐにでも 釣りにいくんでしょ?」


「うん いく!!
 『好きな事していい』って言われたからね?
 でっかい船頼んで、でっかい魚 釣りたいんだ!!」


橋本「完全プライベートでは、ありませんので、あまりハメを外さないでくださいね」


「わぁてるよ
 そんなに 心配ならついて来ればいいじゃん?」


橋本「もちろん 付いて行きますよ」



「そぅ なの?」


橋本「同じ車には乗りませんが、ついて行きます」


「じゃ ちょっと 心強いよ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ