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虹色の精霊に導かれて…

第85章 泳ごうよ


 サーバーにビールを継ぎに行く大野。



A「大ちゃんは泳いだ?」
 サーバーの横に洗ったジョッキを運んできた相葉。


O「俺はいいよ」
 ビールを継ぎながら答える大野。


N「おじさんも泳ごうよ」
 にこやかに近づいて来る二宮。

O「俺はいい…」
 ビールが半分入ったジョッキの角度を変える大野。


N「全然 あれから遊んでないじゃん!」
 大野の頭や体をぺたぺた障る二宮。

O「魚捌いて、疲れた…」
 泡までしっかり継ぎきる大野。

N「料理してるは潤くんも同じだよ」
 大野のアロハをクイクイ引っ張る二宮。

O「暇になったからって、俺で遊ぶなよ」
 ビールをこぼさないように、進む大野。



N「いいじゃん プール行こう」
 大野のアロハを引っ張る二宮。


A「あーこぼれるよ!」
 大野の持っているジョッキを支える。

O「ありがとうぉ 相葉ちゃん♡」

A「いーぇええ🎵」

N「そのまま 置いて!」
 しつこく絡む二宮。



 しつこいから はー と息を吐いて「じゃ お前が飛び込めよ?」大野が立ち上がる。


N「飛び込むのは 嫌です」
 動いたことは嬉しいけど…的な顔の二宮が大野の横を歩く。

O「怖いのか?」
 今度は大野が二宮に絡みつく。

N「違いますよ」
 絡み付かれた腕を振り払おうとする二宮。

O「なら ほら」
 グイグイ二宮を引っ張る大野。

N「私じゃないでしょ!」
 抵抗する二宮。


A「冷たくないからねぇ~」
 ドカッと足を開いて座る相葉が手を振る。


 お互いに もつれ合いながら じわじわプールに近づいていく。


O「おりゃ」

N「もう!」

 プールへダイブする二人。



A「きゃははははは」
 太ももをバンバン叩いて笑う相葉。




O「深っ!」
 足が付かないプールに慌てる大野。

N「だから、飛び込むのは嫌だったんだよ!!」
 プールサイドに泳いでしがみ付く二宮。


二宮 相葉がさっき乗っていたマットに泳いでいく。

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