テキストサイズ

虹色の精霊に導かれて…

第80章 ギクシャク緩和

二宮視点

 水着に着替えてテラスに出てきた。


マー君がバーベキューコンロから肉をセッセとさらに上げていた。


「焼けた?」
なるべく自然に声をかけたつもり…。


A「うん…」
 マー君が小さく返事をする。


(気まずい…)
「じゃ 物撮りする?」
カメラを探す。



A「するぅ~ コレいい?」
 マー君の元気な声が定点カメラを指さす。


浜地「はい」


A「俺の焼いたステーキです」
 ブロックを見せる定点カメラに見せている。


(それは、見せてるだけ!!)
「ちゃんと (切って)ステーキにしてくれよ」
プクッと頬を膨らます。




そこに袋持った翔さんが出てきた。



S「ソーセージも焼いてるんだね? じゃ いい感じに切って物撮りする?」
 皿に山積みされているソーセージをトングで触る。


「ねー(よかった 出来る人きた)ちゃんとした『物撮り』しましょうよ」

マー君の焼いたブロック肉を縦に切り分ける。


 潤くんも出てきた。


A「じゃ 肉焼くの 終わり?」
 潤くんに質問しているマー君。


M「ラムは オーブンで焼くから いいよ?」
 大きなボールを持ってキッチンに戻っていく潤くん。


 大きくガッツポーズをして「ねー 泳いでいい? 汗かいた!!」と浜ちゃんに言う。

浜地「マイクを外してくださいね?」
 はいはいっと承諾する浜地。

A「モチのロンです」
 ニコニコ笑いながら、ズボンの後ろに付けていたワイヤレスに手を持って行くマー君。


「なんですか その言葉は…」
肉を切りながらぼそっと言う。


A「えー 聞いたことない?」
 ソファーにマイクセットを置きに行きながら俺に返事を返すマー君。


(あ…なんか うれしい…)


「翔さん切りましたよ♪」


S「はいはーい」
 お皿に並べて、そのまま「相葉くんの焼いたステーキでーす」と定点カメラに見せにいく翔さん。

A「カズも行こ!!」
 マーくんがニコッと笑う。



「私は…」(カズって呼んでくれた…)

A「はいはい 一緒に降りよ!!」
 プールまで背中を押されながら降りていく。


(やっぱり …側が …心地良い…)

ストーリーメニュー

TOPTOPへ