テキストサイズ

虹色の精霊に導かれて…

第80章 ギクシャク緩和

櫻井視点

ニノが着替えるから、俺と潤は魚をさばいている智くんの側に行く。


魚の片身がバラされていて、まな板の上に短冊状になっていた。

「わ!スゴイ もう 刺身になりそう」

M「肩身だけ?」

O「半分は焼こう、疲れた」

M「肉焼き終わったら 網で焼こうよ」


「いいね♡」

M「じゃ 翔さん焼いてね?俺 パスタとか作るから」



「このソーセージは?」
輪切りになっているソーセージを冷蔵庫の中で見つける。


A「ソーセージ あるよ!」

「今の聞こえてたのかな?」
M「さー 翔くんの声が通るから、返事したんじゃない?」

「かな?で コレ何にするの?」

M「トマトとチーズのパスタに入れるつもり」

「お!うまそうな響き!!」

O「ねー刺身のツマ何かある?」

M「野菜? 玉ねぎとかでいい?」

O「何でもいいよ…」


「皿はこれ?」

M「いいんじゃない?」
 潤に皿を渡す。

ガスコンロの横で、手際よく 玉ねぎをスライスしていく。


O「翔くん 焼く時、コッチ 下ね」
 袋に入った魚の背骨をツンツン突く智くん。

「骨が下ね」

O「うん 身からゆっくり焼くと美味しいから…」

「了解です」
袋に入れてくれた魚を持ってグリルのある外に出た。


A「俺の焼いたステーキです」
 ブロックを見せている雅紀。

N「ちゃんと ステーキにしてくれよ」
 プクッと頬を膨らます文句を言っている和也。

二人をニコニコ見ている浜地さん。


「ソーセージも焼いてるんだね? じゃ いい感じに切って物撮りする?」
皿に山積みされているソーセージをトングで触る。


N「ねー ちゃんとした『物撮り』しましょうよ」
 和也が焼いたブロックを縦に切る。


魚の入った袋を持ったまま見ている。

橋本「魚を焼くんですね? 網変えます!」
 橋本マネがグリルの網を交換し始める。


A「ねー 泳いでいい? 汗かいた!!」
 プールを指さす雅紀。


(もう 興味が違う所に行った…)


切り分けたステーキ肉といい感じの色のソーセージを皿に盛って「相葉くんの焼いたステーキでーす」と、定点カメラに見せる。


 その後ろのソファーにマイクセットを置きにきた雅紀。

(完全に泳ぐんだ…)

ストーリーメニュー

TOPTOPへ