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虹色の精霊に導かれて…

第78章 離れて 動かそう

櫻井視点

ガスバーナーで着火剤の付いた炭に火を点ける。


(着色してくれるから、見やすい🎵

 点いたか点いていないのかよくわからないけど

 音がするから点火は成功している はず…)


A「しょうちゃん 火 点いた?」
 キッチンから雅紀の大きな声が聞こえてきた。


「うん だいぶ 安定してきた」
金属製の棒で炭を突いてみる。


 雅紀が網の上に手を広げ、親指を立てた。



A「じゃ このブロック焼くね🎵」
 雅紀袋に入っている肉の塊を乗せていく。


  ジュー
美味しそうな匂いと音が一気に広がる。



「おおぉぉぉ 良い匂い!!」



O「お!もう焼くの!!」
 智くんが雅紀に駆け寄る。

A「うん ブロックだからね🎵じっくり焼くよ!」
 トングをカチカチ合わせながら言う。



(焼き上がりが)「楽しみだね」
智くんに笑い掛ける。

O「うん♡」
 智くんも笑顔で返してくれる。


A「美味しく焼くよ♡」
 肉を位置をずらしながら言う雅紀。




N「ねーそこのおじさん…ピンポンやらないんですかぁ…」
 和也がプールの向こうで むくれている。


(ふふ 一人は嫌なんでしょ…)
「智くん」


O「ん 分かってる もう少し遊んで やるよ♪」
 俺の言葉を聞くより先に動き出した智くんがピョンと跳ねて下りて行った。



M「はい ラム肉切れたよ」
 皿を持った潤くんが出てきた。

「終わったの?」
皿を受け取ってくれた。

M「切り分け は、ね」
 眉を下げる潤。

「じゃ!」(智くん呼ばなきゃ!!)


M「リーダーお待たせ!」
 潤が俺の言いたい事を先に言う。

O「流し 空いた?」
 智くんが返事をしている。


M「うん 今 色々片付けてもらっている」
O「じゃ 魚捌いて 刺身にしましょうか!」
 ラケットと玉をテーブルに置く智くん。


(智くんの作った刺身♡ 早く食べたい!!)

「よろしくお願いします」
頭を下げる。


O「はい 頑張ります」
 ニコッと笑ってキッチンに向かう智くん。


(何にも 手伝えないけど ついて行こう!)
智くんと一緒にキッチンに入る。

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