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相葉視点

「あれに火つけてくれない？」
タレの瓶をもったまま、バーベキューコンロを指さす。

Ｓ「あれ？」
　コンロを指さす翔ちゃん。

「うん！」（着火剤あるからすぐ点くと思うよぉ）

Ｓ「わかった」
　動き出した翔ちゃん。　その後ろに吉桜くんがぴったりついている。

（ふふ　ケガさせたくないんだね…）


Ｎ「それも、取れないし！！」
　ニノの文句の声。


すぐ下の二人をチラッと顔をあげて見る。


（いたい視線がなくなった…けど　まだ　ニノだなぁ）

鼻水が出そうになったから啜る。


持っている調味料の瓶を覗く。

（少し中身が残ってるな…　料理酒とかあるかな…）



キッチンの調味料ラックに近づく。




　♪～潤ちゃんの鼻歌が聞こえてきた。


（機嫌良いね…　これかな）
料理酒？のボトルの蓋を開けて匂いをチェック

（うん　お酒の匂いだ）


Ｍ「はてはて🎵ふふぅん🎵」
　鼻唄が声になった。


「のっぽさん？」
聞いた事あるフレーズだったから聞いてみた。

Ｍ「わ！びっくり」
　潤ちゃんが体をビクッと揺らして驚いた。

「え？ごめん…」（俺の事気づいてなかったのかな？）


Ｍ「いや…　なに？」
　ふぅうっと息を整え　俺を見る潤ちゃん。

「ん（真面目な方がいいよね）

　今　翔ちゃんが火ぃ点けてくれてるから、今のうちに肉に下味をと思ってね？」
カウンターの上に置いたままの赤身のブロック肉を指さす。

Ｍ「塩もみでもするの？」
　緑色の子供包丁の先を俺に向ける。

（それ、かーちゃんに怒られるよ？　今はソレ指摘しないけど…）
「その方がおいしくない？」


肉を塩と一緒にビニールに入れている。

Ｍ「焼き肉はお任せするよ」



「じゃ、持って行くね」



「しょうちゃん　火　点いた？」


Ｓ「うん　だいぶ　安定してきた」

「じゃ　このブロック焼くね🎵」
塩もみだけした肉を網に乗せる。


　　ジュー
美味しそうな匂いと音が一気に広がる。

（うー♡まぁそぉぉぉ）

Ｏ「お！もう焼くの！！」
　大ちゃんが飛んできた。


「うん　ブロックだからね🎵じっくり焼くよ！」
トングをカチカチ合わせながら言う。

Ｓ「楽しみだね」
Ｏ「うん♡」
　大ちゃんと翔ちゃんが笑っている。

（みんなのダメに）「美味しく焼くよ♡」